記録②

あの時、いきなりいなくなってすみません

と言ったのに、その態度を反故にして、すみませんでした。
それを言うならたくさん、謝らないといけないことは、山ほどあるんでした。

でも、私が見せる誠意（のようなもの。一見そう見える態度）を、あの人がもう、求めることもないって思うので。
仮に謝ったことが受け取ってもらえるならたくさん謝りたいです。もちろん。
そういうことがないんなら、ただ差し出がましいだけだと思います。

こうやって記録していることすら、差し出がましい気がしてきました。

最後に言いかけた言葉を覚えていません。
その瞬間に、完全な拒絶が返って来たなと。わかったので。

完全な拒絶を悟ってもなお、言い募るほど、自分のことが可愛くはないです。
自分のことが可愛いなら、もっとこうしてたよって。いうのはある。
何を言っても言い訳ですが、それが「不誠実な人間の見本」として、教材にしてもらえるなら、せめて役に立てると思いました。

本当にすみませんでした。
その一言くらいは書いておかないと申し訳が立たない。