今のターンにすべきこと

※長文になりました

私はこのウェブサイトでイラストを公開していまして。
ご存じの通り、絵で何かの収益が得られたら……と目論んでいる人間です。

さいとうなおき先生(先生のXのアカウントがこちら)をはじめ、「イラストで収益を得るには?」という方法論について、発信しているプロのイラストレーターさんは多くいらっしゃいます。
また、「イラストレーター」に限らず、絵を仕事にするには? という話で言うなら、例えばマンガ家を目指すとか、絵本作家として作品を発表するとか、いくつかあると思います。
それぞれ必要なスキルが変わってくる。。

他に、時々見かけるのが、それこそさいとうなおき先生のように、「方法論」の発信をメインにして、ハウツー動画や文章・テクニックの投稿でファンを獲得する手段をとられている描き手さんですか。
このケースで、個人的に感じるのが、「クオリティーはそれほど問われないことがあるんだな」という点です。※さいとう先生は違います
「イラストで○○円稼いだ!」のような謳い文句があり、それが虚偽や誇張とは思わないですが、作品を見てみると、イマイチ魅力的なイラストじゃないことがある……。

批判をしたいわけではなく、そういうケースは、端的に言ったら;作品のクオリティーじゃない場所を売りにしている、という意味になるのかなって思います。
逆に考えると、「クオリティーでぶっちぎる」ということの、なんと難しい事か……っていう意味になると私は考えていて。

みんなが発信をできるこの社会は、「良いものを作れば売れる」という世界ではもはやないです。魅力的な作品を作る人は、アマチュアでもあふれかえっている。
その中で、生存戦略を考えないといけない……。
クオリティーを磨くことは非常に大変です。だってみんな、すごく上手い。その中で抜きんでようとするなら、どれほどの「努力量」を覚悟しないといけないか。

そして、その間は自分を売り込む時間ではないし、技術として上達したところで見てもらえるとは限らない。
だから、そっちの方向には、多くの人は行かないんじゃないかと思うんです。
もっと効率よく収益にする方法を探す方が楽だし、なんなら絵じゃなくても良いんだし、っていう。
絵の描き手でいうと、プロだったらそれくらい当たり前。という基本の学問に関しても、たぶんやっていない人の方が多いっていう印象が私にはあります(人体デッサンとか)。

本題というか、言いたかった話になります。
私は(自称)西野亮廣さんの弟子で、色々なことを教わっている立場になります。直々にお話をして、ご指南を頂いたことも何度かありまして。

その時に、西野さんからいつも教わることが、「まず、量をやりなさい」ということです。
世界的なアーティスト(≒絵本作家、画家)であらせられる西野さんのお言葉です。
時々、ブログなどでも話されている内容であり、ざっくりと引用しますが、
「一日15時間くらいは絵を描く。絵のプロになるというなら、それくらいは出来て当たり前だし、それくらい、たくさん描いて練習しないといけない」
そういうお話ですね。

マーケティングについても詳しいお方ですが、
「イラストなんて、死ぬほど描いて、上手くなるのは当然。売り方うんぬんは、それが出来てからの話ですよ」
という意味だと理解しています。
意訳して考えると、クオリティーでぶっちぎる覚悟。それがあなたにはあるのか。と問いかけられているんだと思う……。

小手先の方法論に逃げるな。
私が今いるのは、それを考える場所じゃない。そんなふうに身を引き締めようと、いつも思うのです。
だって私、上手くないですから。話にならないんですよ。技術が足りないんです。

このウェブサイトは、絵を発表する目的で開設したものですが、打ち明けると「仕事を得るきっかけになれば」「ポートフォリオとして持っていれば……」という皮算用があったのも、事実でした。
でもそういう目論見は、今の私には、あまりにあまりに、分不相応です。

そんなことより練習しなさい。まだ全然、あなたはイラストで仕事が出来るほどの作品は描けていない。
そういう、先生の声が聞こえるので。事実に違いないと思っています。
今日も描いていますし、ただ「クオリティーでぶっちぎる」ことだけを視線の先に据えて、黙って描き続ける日々です。

(※カテゴリー名は響き重視で、敬称を略しております。ご容赦ください。)
(※西野亮廣さんのオンラインサロンはこちら

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