重力の正体

「万有引力」は皆さんご存じだと思います。
その万有引力とは、言い換えると「重力」なのですが、重力はどうして生まれると考えられているか、ご存じですか。
物体が存在すると、そこに引力が発生する、その理由です。

実は、空間(正確に言うと時空間なんですが、簡単のため)は、そこかしこで「曲がっている」んです。
よく、マンガやアニメで「時空の歪みから化け物が……」という展開が起こりますが、アレはフィクションです。時空は歪んでいるのが普通なので。

質量の大きい物体(特にイメージしやすいのは天体)があると、その周囲の空間が歪むんですね。
そんで、歪んでいる方向に向かって発生する力(=引力)、それが重力です。

空間が曲がっている……想像がつきにくいはず。しかもその曲がったぶんに力が生まれるってナニ……。
なので、よく使われる例え話で、平たいゴムの膜を想像してください。
それに、たとえば、ボウリングの球を乗せてみる……。

グニャッとゴムは凹みますよね。この凹みが「空間の歪み」です。
その凹んだ部分の近くで、小さいパチンコ玉を転がすと、パチンコ玉は凹みに沿ってに勝手に転がっていきますよね。これが重力です。

上の話はザックリした例えです!でも、こんなふうに、目に見えるものが歪んだり曲がったりするのと同じように、空間も曲がるっていうことですね。
まだピンとこない人は、「音波」について習った時、空気が波になって伝わる(縦波)ってちょっと想像つかなかったじゃないですか? アレが想像つくようになれば、たぶん、イケる……!(と思う)

重力については、まだ解明できてない部分が一番多い物理現象でもあります。
(なぜ引力しか無いのか、とかね)
一般相対性理論って、それ(重力)についての理屈でもあるんですわ。
もっと言えば、重力についての方程式なので、解いたらブラックホールが導かれる。面白いね。

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