いまの私たちがいる宇宙が「始まった」のは、時間でいうと138億年前なんですね。
(とはいえ、「時間」というのは一様に決まっているわけじゃないです)
よく言われる「ビッグバン」というものになります。
でもビッグバン理論、というのは現在では少し古くなった考え方で、最新の見解ではインフレーション理論と呼ばれています。
最初に始まった瞬間に出来たものが、いわば等比級数的に凄まじい膨張をしたと。
その、膨張するのにかかった時間って、どれくらいだと思います?
10のマイナス何十乗という短さです。一瞬も一瞬ですよね。※ややこし数学が出てきてすみません
特異点とも呼べる高密度の「小さなもの」が、一瞬のうちに引き伸ばされ、素粒子やら構造やらが出来上がっていき、原初宇宙の姿を作り上げていったわけです。
もちろん、現在と同じ形になるまでには、それからもいくつかの過程を経ないといけなかった……。
面白いので、また次の機会に喋れたらと思っています。
原初宇宙=世界のはじまりのドラマはすごい。神話もびっくりなんですよ。